ソファと壁の間に飾る
ソファを壁に寄せて配置すると部屋が広く使えますが、どことなくシンプル過ぎてソファと壁との関係が寂しく見えることがあります。ここはもう一つ工夫して壁との間に細い台などを置いて飾る場所を作ると、華やかな場所を作ることができます。
アイテム
ソファの後ろに置くものとして、細いコンソールテーブルを用意するか、壁付けの棚を使うことが多いです。基本的にはソファの幅に合わせる必要があるので、DIYで簡易に作るというのもよく見るケースです。合わせる寸法が大まかでよくて、置いた時に隠れる部分が多いのでDIYでも作りやすいアイテムだと思います。
inspiration
コンソールなどを使ってソファの背の高さに台を作り、そこを飾ることでソファの背景が華やかになります。ここは壁ではなく窓に寄せてソファを置いていますが、間に台があることでスタンドやデコレーションを置くことができ、ソファ単体でおくよりも見栄えのするレイアウトになっています。
壁付けのラックの前にソファを置いて、デコレーションの台としています。色数が少ないすっきりとした空間なので、飾りの点数が少ないと寂しく見えてしまうところですが、ソファの後ろにそれなりの数を飾って賑やかなシーンを作り上げることに成功しています。
これもモノトーンでまとめられた部屋。カラーがシンプルなだけにアイテムの点数がないと密度が不足してスカスカに見えてしまうので、ソファの後ろの飾り台はアイテムを並べて密度を補うのにちょうど良い場所になっています。
奥行きはごく少なく20センチ程度あれば良いと思います。ソファの背に沿って配置するので幅が広く、奥行きが浅い並べ方になります。アイテム間の間隔を空けつつ、両端に同じ物を配置するのがまとまりよく見せるポイントです。例えば、スタンドライトなどの目につきやすいアイテムが良いですね。台は隠れてしまうので板などでDIYしても良いですね。
壁にもデコレーションができることを忘れないでください。
組み合わせで壁に掛けた額と台の上の花瓶の配置のバランスを取っています。
組み合わせで壁に掛けた額と台の上の花瓶の配置のバランスを取っています。
黒基調でまとめた空間でも、同様のことが言えます。
黒い壁面というのは見た目に重いので、きちんとデコレーションをかけてあげないと圧迫感のある壁面になってしまいます。
黒い壁面というのは見た目に重いので、きちんとデコレーションをかけてあげないと圧迫感のある壁面になってしまいます。
ソファの背景になる部分です。まとめ方としてはソファとセットで考えると良いでしょう。カラーを関連付けて配置していきます。背景の絵とクッションのカラー、もう一つのクッションはデコレーションの貝殻のイメージと揃えて。レザーのソファに合わせて革の装丁の本を置きます。別々の形のものが互いに関連性のあるカラーで結び付けられてひとつのグループになるのです。
全体をグレイッシュなトーンでまとめられたソファ周り。ソファの張り地とクッションのカラーの配列は、スタンドライトのベースとシェードの関係で繰り返されて調和を図っています。ラグの柄も同じ配色が選ばれています。
全体カラーが近いトーンでまとまっているので、アクセントになるものが欲しいところです。
こういう場合どんな配色でも、観葉植物を置くのはいいアクセントになります。
全体カラーが近いトーンでまとまっているので、アクセントになるものが欲しいところです。
こういう場合どんな配色でも、観葉植物を置くのはいいアクセントになります。
置けるものは奥行きのサイズによりますが、スタンドライトが置けた方が見栄え良く飾ることができます。手持ち品や購入予定のスタンドのサイズは確認しておくと良いです。
台を作ったりするやり方もありますが、棚一つでも同様の結果が得られます。高さはソファの背もたれの高さに合わせると良いでしょう。背もたれに厚みがあれば少し重ねても良いですが首や背中に当たってしまうと座りづらくなるので注意が必要です。
省スペースでも効果は大きい
ソファと壁際の間のちょっとしたスペースを使うだけなので、家具などを置くよりも省スペースにまとまります。
ソファを置くと後ろの壁ががら空きになってしまっているのをよく見ますが、間が抜けて見えてしまうので何か演出を付け加えた方がいいでしょう。
そのための方法のひとつが壁面への装飾であり、もう一つのやり方が、ソファの後ろにスペースを作ることです。
装飾は前後のレイヤを作って奥行きがあった方が見応えのあるシーンになります。飾り台を使い更に壁面にも絵を掛けたりすると、演出としては充分な分量になります。