ブルーはカジュアルからロイヤルまで様々な意味を持つ色
ブルーは寒色系の代表的な色でどちらかというと男性的なイメージ。ですが、使い方によって様々な意味合いが出てくる奥の深い色だと思います。部屋の中では原色に近いと結構主張が強いのでテーマカラーやアクセントカラーにするつもりで取り入れましょう。
紺に近いブルーはいわゆる藍染のブルーのイメージです。デニムのイメージと重なってカジュアルな雰囲気を作り出してくれます。少しダメージ感があったり、インダストリアルっぽいラフ感がある家具などと合わせるのに向いています。
また、ブルーとホワイトの組み合わせなら、マリンテイストのインテリアになるでしょう。リゾート感のある海や夏を感じるイメージを作るにはぴったりです。
これらのイメージとは別に、鮮やかな青の顔料を作るのが難しかった時代から、高貴な色として扱われていた歴史もあります。そのためロイヤルブルーと呼ばれる青には高級感のある色彩としての性格も持っています。
青いラグのイメージでは
・ビンテージ感のあるカジュアル
・爽やかなリゾートのイメージ
・高貴なイメージの部屋
というのが表現できると思います。
***
inspirations
デニムとカジュアル感
ラグでカジュアルに寄せる
ラグを選ぶときは同じテイストのクッションを揃えることでコーディネートとしてまとまって見えます。
観葉植物とも相性がいい
テーマカラーにする
シャープさを和らげる
リゾート感を演出
紺に近いブルー
青で引き締める
濃いめののブルーのラグとクッション。アイテムとしてブルーを取り入れたのはこれだけですが、それだけで爽やかな印象がこの部屋のイメージを大きく向上させています。ラグとクッションを合わせてカラーリングを整えるのがリビングの色合いを考えるときにはとても重要です。逆に言えば、ラグを選ぶ瞬間にコーディネートのカラーの方向性が決まってくるとも言えるのです。
上品なブルー
中でも印象を高めているのはやはり大きな面積を占めるラグと、その上に置かれた一人掛けの椅子、そしてソファの上のクッションです。
特にソファの上にはこの部屋のカラテーマがパレットの様に綺麗に並べられています。クッションはその部屋のカラーリングに合わせて選ぶのが良いということがとてもよく理解できると思います。
強い印象を作る
***
ブルーは清潔感のある色
どんな部屋に使っても、ブルーには爽やかな印象があってどこか清潔感を感じさせる部屋になります。スッキリして見えてなんとなく片付いている様な印象を受けるのがいいところです。繰り返しになりますがラグは部屋に占める面積が大きいので選んだ色が必然的にテーマの中に含まれてきます。ベージュやグレーなどがラグの定番カラーですがちょっと個性的なインテリアを目指す場合や、モノトーンでまとめると無機質な印象が強くなるのでちょっとリラックスした感じを取り入れたい場合などには使いやすい色合いなのではないかと思います。
テクニック的にはブルーは寒色系なので後退色、収縮色と言って、実際より遠くに見えるので置いてある場所との距離感が伸びて、部屋が広く見える効果も期待できます。