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センターテーブルとソファの関係

リビングの隠れた主役

リビングルームの主役になる家具は間違いなくソファですが、主役を選んだ後に迷うのは、その前に置くテーブルなのではないでしょうか?テーブルの選び方で部屋の見栄えがガラリと変わってきます。その意味ではセンターテーブルは隠れた主役と言えるかもしれません。
どんなテーブルが自分が選んだソファに合うのかについてはいくつかの決め方があって絶対的な法則がないので迷う方が多いですが、存在としては意外と目立つのであまり機能性にとらわれずに選ぶ方がうまくいくことが多いようです。ここではみめよいソファとテーブルの関係について考えてみます。

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機能性の呪縛から自由になる

まず、何のためにテーブルをソファの前に置くのか?というとその方が見た目が落ち着くからです。センターテーブルはその名の通りリビングの中央に位置する家具になります。目が行きやすい中央が空いているとなんとなく中心の定まらない部屋になりがちですので、そのために置くテーブルだというのが第一の理由です。


居間の真ん中のテーブルと言うと床座の文化がある日本ではちゃぶ台のイメージが根強くあり、食事もできる万能テーブルの概念が多くの方に無意識のうちにありますが、一度その固定観念は取り払った方がいいでしょう。割り切って飾り台だと思った方が選びやすいです。
センターテーブルはリビングテーブル、ローテーブルなどとも言われますが、コーヒーテーブルとも呼ばれて、これも呼び名の通りコーヒーを置く程度の用途のテーブルです。テーブルには基本的に何も置かないか、飾る場所として使います。リモコンやティッシュボックスの定位置にはしない方がいいですね。テーブルの上がみめよく飾られているとリビングの雰囲気が一変します。その意味では主な目的は演出のための家具だと言えるでしょう。


センターテーブルのデコレーションは意外と目を引く存在です。

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何を基準に選ぶか

考え方として、ソファの前に置いて見映えのするテーブルの合わせ方、という場合はどういう事を検討するのかということを見ていきます。

サイズについて

高さ デスクにしない

ソファと合わせる場合は作業台にならないようにします。食事やデスクワークをするテーブルと兼用しないことです。コーヒーなどを置くなら膝の高さ前後くらいになりますが、飾り台として考えればもっと低くても構いません。

大きさ 大きすぎない方が良い

小さくてもあまり困ることはありません。小さいものなら、それをいくつか置くという方法もあります。むしろ大きすぎると部屋の中央に通れない場所ができるので部屋が狭く感じます。部屋に対してゆったりと配置されているならば大きいテーブルは飾り台としては面白いと思います。

位置

離した方がいい?
足を伸ばして座ったりしても当たらない位置まで離してもいいでしょう。テーブルに機能を求めるとソファに座りながら何かするために近づけて設置しまいますが部屋の広さに対して密集して置いているように見えてしまうと部屋全体がせせこましく見えます。

テーブルの合わせ方

ソファとの対比で選ぶ

モノトーンで考えると理解しやすいですが、白いソファなら黒いテーブルを合わせます。メリハリがつくことで配置が締まって見えます。
色だけでなく素材感の対比も有効な選び方です。柔らかい布地とクッションでできたソファに対して、硬い金属やガラス、重い石などの組み合わせがコントラストを高める選び方として良いでしょう。
また、形の対比というのも面白いです。スクエアな形状のソファに対して、ラウンド型のテーブルを選ぶことはよくみられます。ベーシックで特徴のないソファに対してはあえて目を惹く形や素材のテーブルを合わせることで面白い演出を加えることができます。


モノトーンの場合は対比色で選びます。


素材感の違いで見せています。

ソファとの調和で選ぶ

部屋のカラースキームで選ぶ、というのも一つの考え方です。カラーを真っ白に統一したり、他の場所にアクセントのカラーを加える場合はテーブルはソファと合わせて選んだ方が部屋のコンセプトを邪魔しないでしょう。
壁などに色や大きな柄を入れるなどソファ以外の場所にテーマとなるポイントがある場合も同様です。


ベーシックな色合いにする事で壁の色が引き立ちます。

部屋の色彩計画としてベースカラーとアクセントカラーをきちんと配色していくならば、その色の組み合わせを家具の中にも繰り返していくのが、より効果の高い、部屋全体に調和のとれた配色になると思います。


壁と額縁の色合いの組み合わせをセンターテーブルで繰り返しています。
また、自然素材という意味では、ソファの布地との合わせ方として木製のテーブルを合わせるのはテーマ的には調和のとれた選び方です。

おすすめの合わせ方

スツールやオットマンをテーブルとして使う

テーブル=作業台の概念から脱却するためにはいい選択です。足置きや腰掛けであるスツールを使い、その上にトレイを乗せて飾ります。見た目に変わっていて目を惹く選び方なので分かりやすく洒落たイメージになるでしょう。トレイを退かせば足置きとして使うこともできるという意外な実用性もあります。


小さい物を並べる

小さなテーブルをいくつか並べるというのも見た目に変化があって面白い並べ方です。ソファとの関係性が決まっている訳ではなく、座った場所に引き寄せたりしてフレキシブルに使うことができます。
位置の定まらない感じがカジュアルで気楽な雰囲気を生み出します。テーブル同士の組み合わせの面白さというのも楽しむことができます。似たような選び方としてネストテーブルを置くというのもありますね。


かたまり感のあるものを置く

天板と脚があるテーブルというイメージを捨てて、石や木の塊のようなソリッドな台を置くのがスタイリッシュです。ミニマムでモダンなイメージの部屋にはとてもよく似合うでしょう。フォルムをシンプルにして素材感を前面に押し出したものが見映えがします。石の塊のような彫刻的な佇まいも重厚感があって決まりますし、大木を切り取ってきたような木の台も無機質になりがちなモダンデザインに自然素材を取り入れるいい方法だと思います。


サイドテーブルについて

飾りという目的では必須のセンターテーブルに比べると、サイドテーブルは無くても構わない存在なのですが、ものを置くなど実用に使うためにはサイドテーブルが活用できます。むしろ実用性や収納などはサイドテーブルの方に任せてセンターテーブルは演出に徹するようにしたほうがインテリアとしての完成度は高まると思います。

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リビングの演出というテーマで見た場合のセンターテーブルの役割と選び方について見てみました。ソファの前のテーブルを飾るとリビング全体がが活き活きとして見えます。ぜひリビングの装飾としてのセンターテーブルを選んでみてください。