部屋のコーナーを上手に演出する
部屋の隅をどう使ったらいいのか迷っている方は多いのではないかと思います。隅には収納家具を置いたりしがちですが、こういう所に椅子を置くと絵になるコーナーになります。意外と活用されない部屋の隅に置くチェアのスタイリングです。
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椅子を置くだけでもいいのですが、いくつかのアイテムを組み合わせると見た目が落ち着きます。小さなラグ、サイドテーブル、観葉植物などの組合わせがあると1つのシーンとしてまとまりが生まれます。
ペットは家の中で一番いい場所を知っているといいます。このチェアにペットが居るということは、ここは部屋の中で居心地の良い場所なのだと思います。
座る場所を作ったら、その周りにお気に入りの写真や本を飾って、自分だけの特等席にしてしまいましょう。自分の定位置があるというのは、居心地の良い部屋の必須条件です。
隅に椅子を置くと決めて部屋づくりのルールを作ると、一つだけ、気に入ったチェアを買うといった楽しみを持つことができ、その椅子を引き立てるためのアクセサリーを揃えるといったことで長くインテリアを愉しむことができます。
トーンが揃うと統一感があって落ち着いたまとまりのある雰囲気の部屋を作ることができます。家具や周りに置くもの、壁の色やアートの色までを一つの調和の中に揃えていきます。こういう小さなコーナーでカラーリングを試してみると分かりやすいでしょう。
例えば、ソファに座ってリビングの隅を眺めた時、綺麗にまとまったチェアを中心としたシーンがあるだけで部屋の雰囲気が格段によく見えます。これは、目線が止まるシーンがあることでそのシーンのまとまり感が部屋の印象を作り出すからです。
壁に絵を飾る時に、その下に椅子を置くと収まりが良くなるのでお勧めです。壁に飾られたものと、そこに置かれたものとでグループを作ることで、単品で物を置いただけでは得られない演出効果を得ることができます。
スペースは通路脇のちょっとした壁の隅で充分です。椅子があることで、そこで休むことができるというイメージが生まれます。実際に座らなくても、そういった雰囲気があるだけでもその部屋の居心地は向上するのです。
窓辺で光が明るく入ってくる場所がよく似合います。ちょっと座ってお茶を飲んだり、少しの時間だけ読書をしたり、そんな時間を想像できる場所が部屋にあるというのは素敵なことです。
アイテムとしてはパーソナルチェアの他にフロアスタンドや、サイドテーブルが定番ですが、マガジンラックやテーブルランプに替えても絵になります。三点くらい置くとひとつのシーンとして成立するのではないでしょうか。
眺めても、座っていても心地いい
部屋の隅が空いていると、何となくスタイルが完結していないような不安定な見た目になってしまいます。
空いていると思ったら、椅子を置いておくとそれだけで落ち着きます。また、壁を背にして部屋全体が見渡せる場所という意味では座って落ち着く場所でもあります。
椅子やサイトテーブルなど、すぐに動かしやすいものであれば後で何か他の家具を置くことになってもレイアウトを変えやすいのでお勧めです。