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黒いセンターテーブル

インテリアのコーディネートは色彩の調和が重要な要素ですので、家具の選択も色合いで選ぶというのが一つの正解です。黒いセンターテーブルを選ぶとどういう部屋になるでしょう。黒い色はリビングにメリハリをつけてくれます。

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ベージュ色のファブリックのソファとの組み合わせ。柔らかい色合いのベージュに対して黒のテーブルは少々強い色あいですが、部屋の印象がぼんやりすることを防いでバランスを取ってくれます。サイドテーブルやクッションなどを黒の方に合わせて引き締まった印象にまとめられています。


白基調の部屋なら、黒いテーブルは間違いのない組み合わせです。モノトーンの組み合わせならソファとテーブルの組み合わせは白黒の対比にするのが一番メリハリがついて決まりやすい色合いです。面積の大きなソファが白で、ソファよりは多少小さい黒いテーブルが組み合わせられるのがバランス的にも合っています。


これも白がベースのモノトーン。テーブルをはじめ、黒いものの全体の分量は白に対して黒は1割くらいですが、手前から奥までバランスよく配置されています。センターテーブルは丸い形のものにして、奥のダイニングテーブルと印象を揃えています。
部屋の中の白い分量が多い方が明るくクリーンな感じになりますが、あまりに真っ白だと落ち着かない場所になってしまうのでどの程度色を入れていくかをテーマに考えていくといいでしょう。


細い黒の窓枠に合わせるように足の細いセンターテーブルを合わせています。この細い黒のラインの中にボリューム感のあるソファを挟みこまれて、大きなソファの存在感が軽めに見えるように工夫されていると思います。


全体的に黒い要素が多めの部屋になっています。グレーのソファと黒いテーブルの組み合わせは、同系統でまとまりよくひとつのグループに収まります。照明や壁のデコレーションもモノクロ写真にするなど黒の方に合わせて落ち着いた感じを演出しています。濃い色の分量が多くなってくると部屋は落ち着いた雰囲気になります。


白とグレーの組み合わせはインテリアの配色ではとても無難にまとまる便利な組み合わせですが、それだけに印象の薄いものになりがちなコーディネートでもあります。ソファに明るいグレーを選んだ場合は、黒い家具を足して見た目を引き締めることを考えた方がいいです。ここでは黒いテーブル、クッションのほか、コントラストの高い白黒のボーダーを加えてソファ周りを効果的に印象付けています。


モノトーンは無彩色同士の組み合わせなのでどちらかというとシンプルでクールな印象にまとまりますが、そこにゴールドをほんの少しだけ加えることで華やかさが増します。あくまでアクセントに加える金色になるので、面積の大きなテーブルはゴールドが映えるように黒いもので押さえておくと使いやすいです。黒にゴールドを合わせる事で派手さが抑えられ大人っぽくて高級感のある印象を作ることができます。


白いソファに黒いセンターテーブル。ここまでは良いとして、その周りのセレクトですが少し黒いものを足していきましょう。ソファに対するシングルチェアー、ソファの上のクッション、サイドボードやTV台などは白に合わせずに黒に合わせる方がメリハリの効いた見た目になります。窓枠や扉など、建物の方に黒い部分がある場合もこの選び方が有効です。


茶系の家具は落ち着いていて重厚感とリラックスした雰囲気を持っていますが、柔らかい色合いになるので周りの家具などでメリハリをつけることを意識しないと野暮ったい感じに見えてしまいます。黒を合わせることはコントラストをつける目的で有効ですが、茶色も濃い色合いなのでまとまった分量を合わせた方がバランスがいい配置になります。黒いテーブルとその上のデコレーションを黒で合わせることで茶のソファと釣り合いが取れた配置になります。
この部屋では奥のダイニングチェアも黒で合わせていますが、カラーテーマは単品を置くよりも同じ配色を複数回繰り返してその意図をはっきりと表現した方が効果があります。


モノトーンは無彩色で癖のない配色です。どんな部屋にも合わせやすい組み合わせなので、ベースをモノトーンにしておいて、アクセントに一色だけカラーを入れていくのが初心者でも失敗せずに部屋をおしゃれに演出できるのでお勧めの方法です。ピンクを使うと柔らかく可愛らしい雰囲気になりますが、黒と合わせることで雰囲気が甘くなりすぎることを抑制してちょうど良いバランスになっています。

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リビングのテーブルに黒を選ぶときは部屋の中央に黒いものが配置されることになります。黒は色合いとしてはかなり強いので、単品で置いてしまうと他の要素とコントラストがつき過ぎてしまいます。テーブル以外にも複数黒いものを配置するのが良いでしょう。
モノトーンや色彩を統一したカラーコーディネートの中に引き締め要素として取り入れるのが効果的な使い方です。



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