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アートの飾り方 3つ飾る

三つ飾るのはバランスがいい

アートを飾るなら額を3つ用意して飾るのが良いでしょう。ひとつでは多くの場合壁面に対して小さすぎてしまい、ふたつの場合は対になる2個の絵が意味を持ちすぎてしまうことがあります。その点3つのものを飾るのはバランスが取りやすく、飾る面積もそれなりの大きさになって扱い易いと思います。
難しく考えないで飾ってもなんとなく絵になるのがいいところです。

アイテム

同じサイズを並べるのが簡単です。同じサイズ、同じテーマのアートを並べるのが一番使いやすい飾り方だと思います。アートの絵柄は全く同じものではなく三つが組になって一つのテーマになっているものが使い勝手がいいです。

inspiration

横に並べる


同じサイズの同じテーマのものを並べて飾ります。
二つが上からの葉の絵柄、もう一つが下からの絵柄。向きを変えたりすることで同じ絵柄の中にもリズムが生まれて空間の中に動きが出てきます。

密度を変えて目を引く


同じ様な絵柄のアートですが、アートのそれぞれに密度や線の太さなどに変化があります。ですが、全体としてはモノトーンで色合いには共通点があり、ひとつのグループを作り出しています。この、まとまりつつ変化をつける。というテクニックが目を惹きつける飾り方には重要です。

吊下げ方に変化をつける


吊り下げる紐を見せることで、壁面にジグザグのラインを作って直線的にまとまった装飾にリズム感を持たせています。まとまり過ぎると単調なシーンになってしまい目が止まらないので、何かしらの変化をつけて見せることも大切なポイントです。

静かに飾る


寝室などプライベートな空間では落ち着きのある装飾の方がリラックスできるでしょう。抑制の効いた飾り方というのもあり、例えば3点のアートの装飾にあまり変化をつけずに同じような調子を繰り返して飾ります。あえて少し単調な飾り方をするということです。あまり大きく目を引くことはないのですが、主張し過ぎず、時折目がいくという程度の飾り方が良い場合もあります。

他の要素とグループをつくる


壁の上の方に大きく余白が空いています。空いている場所があることでベッドヘッド周りに目線が引きつけられます。アートと、ナイトスタンド、ベッドヘッドとピローがまとまってひとつのグループとなってそこに注目を集めていくのです。

余白の取り方


額の中の余白を上手く使っています。面積が大きなものの方が目を引くので額縁は大きく取りますが、中のアートは大きさとしては控えめで、余白を大きく取っているのがポイントです。下の方に大きな余白があるアンバランスさがアートに注目を集める一つのテクニックです。
人が座っているときは下の方が隠れてしまうのでアートは上に寄せて飾った方が見栄えがいいですが、人がいないときはテーブル天板の近くまで装飾があった方がバランスが良く見えます。この両方の状況をどちらも見栄え良く見せることができるやり方だと思います。

大中小を組み合わせる

三つ飾る方法で簡単にバランスが取りやすいのが大中小と大きさを変えて組み合わせる方法です。大きさが違うことで前後に重ねて飾ることもやり易くなります。単に壁に立て掛けても、壁に飾ってもリズム感があってまとまりやすいですね。

床に立て掛けて飾る


一番大きいものの前に中くらいの大きさのものを重ね、いちばん手前に小さなものを順番に重ねて飾ります。少しずつ左右にずらして画面が見えるように重ねます。
重ねずに並べてしまうと、間が抜けて見えてしまうので大きさを変える場合は必ず重ねて飾ります。


これもほぼ同じ飾り方ですが、一番手前だけは額縁ではなくクリップボードに挟み込んでいるだけのものに変えています。三つ組み合わせるというやり方を押さえているのでそれぞれのアイテムに統一性がなくてもひとつのグループとしてまとまって見えてくるのです。

壁にかけるときは


大中小で壁にかけるときは縦や横一列に並べずにずらしながら飾るといいでしょう。目線は大きいものから小さいものに動いていくのが一般的です。目線の移動を大中小とジグザグに移動させる事で単調さをなくします。

縦に並べる

窓の横などにある幅の小さな壁に飾るときに有効です。
下に何か家具を置いて、その上の壁にアートを飾るときにちょうど3つくらいがバランスが良いのです。

目線を上に誘導する


腰の高さくらいのキャビネットやチェストを置いて、その上にデコレーションをすると、上の壁の方が空いて見えます。
そういうときにアートを壁に掛けてシーンの中の焦点が下に偏り過ぎない様にバランスを取ります。チェストの上に留まった目線が自然と上の方に向かうためにアートがあります。全体がグループとなって縦長のシーンを作ってくれているのです。

ソファの真ん中


ちょっと物や要素が多くて、離れてみたときに目線が定まらない感じのシーンです。こういう場所には何か中心を示すアイテムがあると良いでしょう。ソファの真ん中に合わせて中心線を示す様に縦にアートが3つ並んでいることでこのアートが目線の中心になって見た目のバランスが整います。
壁面のアート、ソファ、センターテーブルが一つのラインに揃っていることで見た目が落ち着きます。

三つ飾るのがちょうどいい

壁面に何かを飾ることを考えたときに、目線の動きを考えると、一つではインパクトが弱い。目線が素通りしてしまいがちになります。二つでは左右、上下など対比の関係ができて目線が左右に往復して、飾りとして強すぎるという点が課題になります。そこでアイテムを三つ並べてみます。同じものが三つ並ぶとリズム感が生まれてきます。目線が動いて、どちらかの方向に誘導していきます。リビングやダイニングなどの広さがあって見るべきところが色々とあるところ、通路の途中など立ち止まらずに進んでいく場所の飾り方に向いています。

また、横に並べると少し横長の配置になるので、ソファの上やベッドの上の壁などに収まりがいいというのもメリットです。何よりも同じものが3つあるだけで理屈を抜きにしても不思議とおしゃれに見えるのが、なにかと使い勝手のいい飾り方だと言えるでしょう。