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パントンチェアのある部屋 | 椅子を飾る

その彫刻かオブジェのような特徴的なフォルムのパントンチェアは一度見たら忘れられないくらいインパクトのあるデザインのイスです。
1960年に発表された樹脂による一体成型の椅子のパイオニアです。樹脂の性質を生かして強度と美しさとを両立した素晴らしいデザインの椅子です。シルエットだけですぐにそれと分かる特徴的なフォルムは現代でもその新鮮さを失わないモダンデザインのアイコンのような存在となっています。

意外とどのような部屋に置いても馴染んで、印象的で特徴のあるシーンを演出してくれて、比較的リーズナブルなコストもあってコーディネートの中でも使いやすいアイテムでもあります。

デザイナー
ヴェルナー・パントン
メーカー
Vitra (ヴィトラ)

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ちょっとした空間が空いてしまった場所に置くだけで印象深いシーンを付け加えることができます。
デザインの変わった、面白い見た目の家具とよく似合います。


廊下などにちょっとしたスペースがあれば1つ置いておくといいでしょう。家全体のスタイリングがレベルアップして見えます。クッションなど小物を添えるのがポイント。


アートとの相性も抜群です。特に、モダンなアートポスターみたいなものとよく似合います。ここではアートの色合いとバランスにあったクッションで合わせて一体感を演出しています。


横から見ても美しい椅子なので、あえて飾りとして横向きに置くのもパントンチェアの特徴を引き出してくれるいいセッティング方法だと思います。ここでもカラーをブラックに揃えて一体感を作り出しています。


モノトーンの対比の美しいデコレーションです。大きな壺も単体では魅力を発揮しにくいですが椅子と組み合わせる事で印象的なスペース作りに貢献しています。こういうコーナーを作るときは壁にもデコレーションが加わる事で目に入る構図が縦長になって部屋の中で浮かずに落ち着いて見えます。


スクエアな印象のホームオフィスの一角にぽつんと置かれている様が印象的です。曲線で構成された椅子なので、四角いものが多くて硬い印象になりがちなインテリアの中では目立ってアクセントになるとともに、ちょっとした柔らかく、ユーモラスな印象を付け加えることができます。


玄関に置きます。もうただ置くだけでも効果が高いのがこの椅子のいいところです。ちょっとした荷物置きにもなって玄関の椅子は意外と便利なので少しでもスペースがあればお勧めしたい椅子の置き場所です。


ベッドルームの窓際に置きます。窓際は開閉や出入りもあってスペースが空きやすい場所です。また、窓の外に目線が行きやすいのでよく目にする場所でもあります。樹脂製で軽いパントンチェアは出入りに邪魔なときは簡単に動かせますし、置いておくだけで絵になるので個室に置いておきたい椅子の一つです。


カラフルで発色がいいのが樹脂製の家具の特徴です。
パントンチェアには豊富なカラーバリエーションがあるのでカラーコーディネートがしやすい家具です。部屋のトーンに合わせるのもいいですが、アクセントカラーを持って来るのがおすすめです。
部屋の印象がガラッと変わる面白さを楽しみたいですね。


レトロなブラウン管テレビとの組み合わせ。現代となっては新鮮な印象がありますが同時代のもの同士、相性はとてもいい組み合わせです。これも、レトロ感のあるフォルムとカラーが部屋の中に印象的なシーンを作り出しています。
アンティークからレトロ、モダンなデザインやアバンギャルドなアイテムと、どんなスタイルと組み合わせてもそれなりにマッチする使いやすい椅子です。

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インパクトのある見た目でありながら、さまざまな空間にも合わせやすい順応性の高さがパントンチェアの美点です。置くだけで絵になるのでどんな部屋に置いても失敗のない椅子だと思います。
本当に一つ置くだけで絵になるので、持っておいて損のない家具だと言えます。見た目にも持っても軽くてコストがさほど高くないのも良いところです。

スタッキングして収納も出来るので飾りとしてだけでなく来客時の予備の椅子としても重宝します。